初心者さんもこれで安心!アロマテラピーの基本的な使い方、楽しみ方

アロマテラピーをこれから始めたい、という方のために、精油の基本的な使い方についてお話ししますね。

これだけの楽しみ方があるので、最初のうちは特別な道具などを買わなくても、手軽に楽しむことが出来るんです。

ぜひ普段の暮らしの中に、香りを取り入れてみてください!

きっと毎日が楽しくなるはずです。

精油の使い方、基本の「き」

まず、精油というのは「遮光瓶」に入っています。

光が当たると精油が劣化してしまうため、青や緑、茶色の光を通しにくい瓶に入っています。

一般的なサイズは10mlですが、最近では3ml、5mlなど使いやすいサイズも出てきていますね。

さて蓋を外すと「ドロッパー」という中蓋がついています。

精油ビン ドロッパー

↑これがドロッパー。

精油の瓶をゆっくり傾けると、ここから1滴ずつ出てくる仕組みになっています。

この1滴はどのメーカーでも「0.05ml」と容量が決まっています。

ですから、10mlなら200滴使える計算になるのです。

10mlの瓶を見ると小さいと感じるかもしれませんが、アロマテラピーでは一度に使う精油の量はそれほど多くありません。

1瓶で200滴も使えるので、使用頻度に低い精油などはなかなか使い切れないこともあるんですよ。

アロマテラピーの基本的な楽しみ方

アロマテラピーは精油の香りを楽しむのはもちろん、様々な使い方が出来るんです。

日々の暮らしの中でアロマテラピーを楽しむ方法、精油の使い方をご紹介しますね。

芳香浴

香りを楽しむ方法を「芳香浴(ほうこうよく)」といいます。

  • アロマランプ
  • アロマポット
  • アロマディフューザー

などを使って香りを楽しむのが一般的です。

アロマランプやアロマポットは、香りを温めて拡散させるという点では同じものです。

電気やロウソクなどで精油を乗せた部分を温めることで香りが広がっていくのです。

アロマディフューザーは超音波によるミストで香りを拡散させます。

熱を加えないので、熱に弱い精油でも香りを損なうこと無く楽しむことが出来ます。

ただし、これらの器具が無くても香りを楽しむことは出来ますよ。

  • ティッシュにたらして置いておく
  • アロマストーンにたらす
  • マグカップにお湯を入れて精油をたらす

こんな方法でも芳香浴は出来るんです。

ただし、赤ちゃんがいる時には注意をしてください。

精油の香りだけで何かトラブルが起きることは考えづらいですが、赤ちゃんは臭いに敏感です。

不快だと思っても泣くことでしかそれを表現できないので、大人に伝えられませんよね。

大人がいい香りだと思っても赤ちゃんには強すぎる場合があるので、1歳未満の赤ちゃんがいる時にはラベンダーやカモミール・ローマンなど子供でも使える精油のみにし、ごくごく薄い香りになるようにしてください。

吸入法

吸入法というのは、芳香浴と似ているのですが、もっと積極的に香りを吸い込んで、精油の持っている薬理作用を身体の中に取り入れよう、という方法です。

風邪気味の時などによく使う方法です。

マグカップに少し熱めのお湯(70〜80℃くらい)を入れ、そこに精油を数滴たらして香りを嗅ぎます。

例えば鼻づまり、喉の痛みなどがある時に、ユーカリ・ラディアタ、ペパーミントなどを使うことで、風邪の諸症状を和らげます。

マスクにたらす

風邪の時にはマスクにたらす方法もおすすめですよ!

  • ユーカリ・ラディアタ
  • ラヴィンツァラ
  • サイプレス
  • ローレル

など風邪の時に使う精油を1滴マスクの下の部分にたらします。

呼吸をするたびに香りの成分を吸い込むことが出来るので、呼吸が少し楽になるでしょう。

湿布法

湿布法とは、精油をしみ込ませた布を患部に貼ることで、痛みなどを和らげる方法です。

  • 打ち身や捻挫など急性の痛みには冷湿布
  • 肩こりや腰痛など慢性の痛みには温湿布

がおすすめです。

◆湿布の作り方

  1. 洗面器に水、またはお湯を入れて底に精油を数滴加えます。
  2. よくかき混ぜてからタオルなどを浸して軽く絞ります。
  3. 患部に湿布を当ててください。

痛み止めとして使う精油には、

  • ウィンターグリーン
  • ペパーミント
  • ラベンダー・アングスティフォリア

などがあります。

トリートメント

トリートメントとは、精油を植物オイルなどで薄めて肌に塗ってマッサージをする方法です。

なぜ「マッサージ」と言わないのか、それは厳密に言うとマッサージが出来るのは国家資格を持ったマッサージ師だけだからです。

アロマテラピーで行うセルフマッサージ(または人に行う場合でも)は、あくまでもリラクゼーションのために行うものなのでトリートメントと呼ぶのです。

精油はとても高濃度の植物のエキスなので、原液をそのまま肌に塗ることは出来ません。

ですから、

  • 植物オイル
  • 水溶性ジェル

などで薄めて塗ります。

濃度は小さじ1のオイルまたはジェルに精油が1〜2滴(1〜2%)の割合が適当です。

スプレーなどを作る

手作りのアロマスプレーがあれば、ルームコロンとして香りを楽しむのはもちろんのこと、虫除けや掃除などにも使えます。

材料は、

  • 無水エタノール(またはグリセリン)
  • 精油
  • 精製水

があれば出来てしまいます。

ルームコロンなどは無水エタノールを使うことが多いですが、虫除けスプレーを使って肌にも使いたいというときは保湿力のあるグリセリンを使うこともあります。

手作りコスメ

精油にはスキンケア効果のあるものもたくさんあるので、化粧水やクリームなど自分の肌に合わせたコスメを作ることも可能ですよ。

男性の場合は、制汗剤を作ったりアフターシェーブローションを作るのもいいと思います。

精油には抗菌作用のあるものが多いので、消臭効果も期待できますよ。

私は寝癖直し用のスプレーはいつも手作りですし、コットンパックなど化粧水をたっぷり使いたい時には手作りの化粧水を使うことも多いです。

アロマバス

天然塩やお酒、蜂蜜などを基剤として精油を混ぜて湯船に入れれば、手軽にアロマバスを作ることができます。

精油は水に溶けないので、そのまま湯船に入れたら大変なことに。

肌に精油がついてしまうので、肌トラブルの原因になります。

それを避けるために、必ず精油を乳化させられるものに混ぜてからお湯に入れます。

手浴、足浴

お風呂に入る時間がない時でも、手足を温めることで血行を良くすることが出来ます。

湯船に入るほどの時間はないけど、仕事の疲れをとりたいなというときにおすすめです。

手浴は洗面器にお湯を張って、精油を数滴たらしてよくかき混ぜます。温まるまで手をつけてみて下さい。

足浴も同じで、洗面器にお湯を入れて精油を数滴たらして、かき混ぜてから足をつけます。

出来れば洗面器ではなく、ふくらはぎまで浸かるようなフットバスがあるといいですね。

ホームセンターなどで売っていますから、冷え性やむくみが気になる人は1つあると便利ですよ。

  • むくみに:シダー、ジュニパー
  • 冷え性に:ジンジャー、ペッパー

この他にも、自分が好きな香りを入れて楽しんでみてくださいね。

家事に使う

精油は家事に使うことも出来るんです。掃除や洗濯に大活躍。

精油は抗菌作用を持っているものが多いので、雑菌の増殖を防いで臭いを消したり、清潔さを保つサポートをします。

例えばキッチンの生ゴミの臭いが気になる時に、抗菌作用のあるティーツリーなどを数滴三角コーナーにたらしておくだけでも効果的ですよ。

日々の暮らしにアロマを取り入れて欲しい

香りのある暮らしは花のある暮らしと似ていると思います。

無くても困らないかもしれないけれど、あると心が豊かになって気持ちよく過ごせます。

香りを楽しむ心の余裕があるときは、ストレスレベルも低くなっているのではないでしょうか。

ちょっと疲れたら、お好きな方法で心に栄養を与えてあげてくださいね。

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