アロマテラピーの基礎知識

精油の光毒性とは?どんなことに注意すればいい?

精油の光毒性

精油(エッセンシャルオイル)には、「光毒性(ひかりどくせい)」といって、日中使う場合はちょっと注意が必要なものがあります。

精油は天然100%のものですが、使い方を間違えると思わぬトラブルが起きることもあるので、使い方には注意が必要なのです。

精油の光毒性とは?どんな精油に気をつければいいか、ということについてお話しします。

※ちなみに、アロマオイルというのは正確な呼び方ではないので、当サイトでは精油またはエッセンシャルオイルと呼んでいます。

精油の光毒性とは?

柑橘系の精油に含まれている成分で、光毒性を持つものがあります。

  • ベルガプテン
  • ベルガモテン
  • ベルガモチン

などの成分で、これらを総称してフロクマリン類といいます。

この中で最も光り毒性が強いのはベルガプテンで、ベルガプテンを含む精油を肌に塗った状態で紫外線に当たると、

  • 色素沈着
  • 炎症反応

など、皮膚への刺激反応が起こります。

つまり、光毒性のある精油を塗ってすぐに外に出ると、シミの元になったり、肌に炎症が起きる可能性があるということです。

光毒性のある精油はどれ?

光毒性のある精油は主に柑橘系の精油と、セリ科の一部の精油です。

  • ベルガモット
  • レモン
  • グレープフルーツ
  • ネロリ
  • ライム
  • ユズ

などです。

この中で、最も光毒性のある精油はベルガモットです。

え、ネロリは花の精油なのに、光毒性があるの?と思ったら、「ベルガプテンが含まれている」ということのようです。

アロマ環境協会で発表されている論文では、数値が出ているのでわかりやすいですね。(「柑橘精油に含まれるベルガプテン量の比較」より抜粋)

  • ベルガモット:526mg
  • グレープフルーツ:70.2mg
  • ネロリ:10.5mg
  • ライム:3.9mg
  • ユズ:3.1mg
  • レモン:1.5mg
    ※1kgあたり

ただし、水蒸気蒸留法でとられている精油には光毒性がないとされています。

管理人
管理人
ですから、実際、ネロリの光毒性は心配しなくても大丈夫です。

また、オレンジスイート、マンダリンには光毒性はありません。

上記のデータは、あくまでも「ベルガプテンの量」の比較であって、光毒性がどうの、というデータではないです。

実際、光毒性に関する臨床実験とか論文て、あまり見たことがないです。

本当にシミになるのかな?なったら困るな、と思って、使い方には注意していますが、肌にどの程度の影響があるのか、今後の研究に期待したいものです。

光毒性のある精油を使う時の注意

精油 光毒性

では光毒性のある精油は肌には使えないのかというと、そんなことはありません。

使い方に注意すれば大丈夫です。

スキンケアやマッサージには夜使う

光毒性のある精油は、紫外線に当たることで肌に炎症を起こしてしまうのですから、日光に当たらなければ大丈夫。

ですから、日中の使用は避けて、夜のみにしましょう。

マッサージに使ったり、化粧水など手作りコスメで使うことがあると思うのですが、日光に当たる心配のない夜なら大丈夫です。

3〜4時間は日光に当たらないこと

もし朝使いたい!というときは、使ってから少なくとも3〜4時間、できれば5〜6時間は日光に当たらないことが大事です。

家の中でも日光は降り注いできますから、出来るだけ当たらないようにした方がいいですね。

ただ、当たった瞬間にいきなり炎症が起きるわけではないので、過剰に心配しなくても大丈夫ですよ。

柑橘系精油の中で光毒性が心配なのは、ベルガモットとグレープフルーツですが、実際、肌についてから紫外線に当たったからといって、急に何か起こるというということはないです。

ベルガプテンフリーの精油もあり

心配な場合は、ベルガプテンフリー(もしくはフロクマリンフリー)と書かれている精油を使うといいでしょう。

これは、厳密な意味では精油と呼べなくなってしまうのですが、光毒性のある成分を取り除いてあるものです。

これなら日中も使えますよ。

まとめ:光毒性のある精油でも使い方に気をつければ大丈夫!

光毒性のある精油でも、肌に塗らないでアロマランプで芳香浴をしたり、アロマスプレーとして使うなら全く心配はいらないです。

肌につけるときの使う時間帯だけ気をつければいいので、手作り化粧水などを使っているときだけ注意してくださいね。